魅惑のYELLOW
パンチの効いたカッコ良さに、思わず惚れ惚れ。。。
そんなオフィスがあるのはスペインのグラナダ。19世紀後半に建てられた建物をリノベーションしたこのオフィスには、圧巻の世界観が広がっていた。
荒々しいレンガ壁やおびただしい数の木梁など、レトロ好きにはたまらない様々な空間要素が散りばめられていて、間接照明を多用した少し薄暗い空間は秘密基地さながら。いつもの業務も、こんな空間で行えば特別な仕事に感じられるのでは?
ざっくりと感じつつも魅力を引き出している手の加え方も見逃せない。空間を引き締める黒い鉄骨やサッシ、部分的に設えられた白壁など、どこを切り取っても隙がないほどカッコ良いが、中でも存在感を放つのが、オープン収納・パーテーション・間接照明の3役を担うイエローの木パネルだろう。コストを抑えつつ、素材の特性とユニークなアイデアを駆使したダイナミックな佇まいは、訪れる人に強烈な印象を与えてくれるはず。
建物が得た経年の色気をうまく露出することによって、他にはない唯一無二のオフィスを作り上げる。このオフィスほど全面に色気は出せずとも、ちょっとしたアクセント程度でも、その空間を語るきっかけにもなるのであれば、積極的に覗かせてみるのもいいかもしれない。
自分たちのオフィスを構える空間で、その空間が経てきた年月をもリスペクトしつつ働けたら素敵だと思う。
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