これでいい。これがいい。
オフィスづくりではつい手を加えすぎてしまうものだが、スペインのバルセロナに誕生した設計事務所のオフィスは、とにかくシンプル。
白い天井と柱に、モルタルの床。壁には木製の棚がずらり。最低限の素材で構成されたミニマムな空間は、窓からの光や緑も相まって居心地の良さそうな健やかな空間だ。
見る限り、物がシンプルで最小限。そのため自由度の高い空間。
パーテーションを設けずに、長いテーブルで緩やかにスペースを区切ることで、スタッフ同士のコミュニケーションもスムーズになることだろう。必要に応じて開閉可能な収納や、簡単に組み立てができそうなテーブル・椅子など、プリミティブでありながら機能性&汎用性の高いインテリアもオフィスの柔軟性を高める。
クリエイティブな業種にとっては、肩の力を抜いて働くスタイルが、もっともパフォーマンスを発揮できるはず。オフィスづくりは「これでいいのだ」と言わんばかりのシンプルな空間を参考に、自社オフィスのレイアウトを見直してみるのもいいかもしれない。
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