夢広がる…
海辺×倉庫×リノベーション。3つの単語を並べただけで素敵な空間が想像できそうだが、サンフランシスコ湾に面するこちらのオフィスはポテンシャルの格が違うようだ。
ダイナミックな高さを誇る天井に、頭上を走る荒々しい鉄骨フレーム。その麓に広がるゆったりすぎるほどのワークスペースでは、のびのびと仕事に打ち込めることだろう。1920年代に建てられた元海運倉庫だけあり、剥き出しの構造体や外観からは歴史が感じられるが、それもこの素敵オフィスの不可欠要素。あえてそのままの状態で残し、ミーティングスペースやキッチン・ラウンジなど必要最低限だけ手を加えることで、空間の色っぽさをより引き立てているのかもしれない。
「自分だったらもっとこうするなぁ」など、デザイン面に関しては意見があるかもしれないが、そんな想像を膨らませてくれるのがこの空間の何よりの魅力。想像の幅が広がるポテンシャルを秘めた空間を見つけることは、オフィスデザインを考える上での大きなアドバンテージになりそうだ。
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