それは“明暗”だ!
歴史ある建物のリノベーションでは、手を加え過ぎて凡庸な空間になってしまうことも。そんな中、中国のとある街に誕生したこちらの素敵オフィス。その明暗を分けたのは…。
冷静と情熱を合わせ持ったような2つの温度感をもつ洒落たオフィスが抱えるのは、窓に面した健やかに働けそうなスタイリッシュな空間と、光をシャットダウンしてレンガブロックやむき出しのコンクリートを残したワイルドな空間。
趣ある建物の躯体をあえて一部残し、光の量や照明で明るさと暗さのコントラストを生み出したことだろう。
まるで異空間へワープするように、それぞれの空間はシックな黒いトンネルなどで繋がれているので、仕事モードのオンとオフを自然と切り替えられそうだ。レンガ壁の開口部を通してテイストの異なる隣の空間が覗けることも、空間の魅力をより引き立てているのかもしれない。
建物自体のポテンシャルを最大限活かすために、明暗のコントラストで魅力を引き出す。オフィスづくりの参考になるグッドアイデアの1つだろう。
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