インテリア界のマルチプレイヤー
壁や天井など、最近では内装材として使われることも多い構造用合板OSB。その秘めたるポテンシャルを存分に引き出したオフィスがイギリスに生まれた。
オフィス内で目を引くのは、一言で表現することが難しいほど多彩な用途が連なったOSBの造作物。たくさんの本や植物をディスプレイできる収納棚かと思いきや、曲がり角はちょっとしたラウンジカウンターに。通路を歩く人にとっては視線をゆるやかに遮るルーバーで、俯瞰して見ればオフィス内にもう1つ空間をつくっているパーテーションでもあるのだ。
もともと構造用として生まれた材料だけあって強度は十分。その一方で気軽に棚の配置を変えられるフレキシブルさを兼ね備えていて、価格もリーズナブルというのだから、もしかしたら文句の付けようがないのかも?マルチに活躍するOSBをオフィスに取り入れて、新たな可能性を探ってみてはどうでしょう。
-OSBについて-
Oriented Strand Board(配向性ストランドボード)の略で、ストランド(薄く削られた細長い木片)を向きを揃えて並べて作られた層を、互いに直行させて重ねた面材のこと。
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