7平米の空間の可能性
ベルリンの市街地に現れた1台のキャラバン。なんと、ここはコワーキングスペースとして使われているらしい。
コワーキングスペースと言っても、キャラバンなので面積はたったの7m2。Wワークや短期契約、パートタイマーなど自由な働き方をする人が増えてきたベルリンで、収入が不安定な彼らのために作ったオフィスがこちらのキャラバン型のコワーキングスペースだったのだ。
非常にミニマムなサイズのオフィスだが、狭いながらも空間を最大限に使う工夫が沢山詰まっている。例えば、ペグボードを壁に付けて、本やものさし、そしてハンマーまでも飾るように収納。棚は、組み立て式なので必要に応じて組み換えることも可能。しかも、このキャラバンは公園の近くなどパプリックスペースに駐車されているので、普段は関わらない人とのランダムな出会いにも恵まれている。もちろん気分転換したければ、相談して違うスポットに行ってもいいだろう。
コワーキングスペースとして使わなくても、2, 3人でキャラバンを購入してロケーションを変え、環境に変化をもたらしながら働くのもいい。街から飛び出て、山へ海へ、好きな場所へ移動しながら、行った先々で出会った人々と交流すれば、刺激を貰えるだけでなく、仕事につながる出会いもゲットできるかもしれない。小さく閉鎖的な見た目とは裏腹に、非常にオープンなワークスペースなのだ。
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