NYの造船工場がTechオフィスに変身
意外な場所が仕事場になることがある。NYはブルックリンにある「New Lab」は、アメリカ海軍の造船所を活用して造ったワークスペースだ。
アメリカのデザインファーム「macro sea」が手がけたこのワークスペースでは、デザイナーやエンジニアがAIやロボットなどの最新テクノロジーを日夜、開発中。造船所だった頃のベースをそのまま活用しており、同じ場所で働いていた剛健な職人達の気配と気概を感じながら働けそうだ。また、建物内はフラットに広がっているので、社用自転車やスケートボードで移動するのも面白そう。
かつて、汗をかきながら愚直に働いた男たちの現場だった所。上を見上げれば、それを象徴するような巨大なフックがぶら下がっている。このフックは、ここで働く人々にとって「かつての技術者に恥じないように、より良いものを生み出さなくては」と奮い立たせてくれるエレメントになっているのではないだろうか。建物の特性を象徴するものを引き継げば、人々の「仕事にかける情熱」も引き継ぐことができるかもしれない。
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