オフィスの中に彫刻の大群?
一見、オフィスには見えないミュージアムのようなスペース。ブティックホテルと劇場、アートギャラリーを参考にしてデザインされた実在するパリのオフィスだ。
建築家のAlbert AngelとLawrence Knightsによって、デザインされたこのコワーキングオフィス「KWERK」。
ふっと腰を下ろした時に見えるのが、無機質なデスクの大群ではなく、ゾウやドラゴンの巨大なモニュメントだったらどんなに面白いだろうか。遊び心に溢れた場所は、人を集める吸引力がある。例えば、このコワーキングスペースには、アート好きや面白いもの好きなどが集まりそうだ。共通の興味をもつ人が集まれば、会話も深まり、新たなアイデアも生まれやすくなるだろう。また、知らない人たちと隣り合いながら働くコワーキングスペースに、一風変わったアート作品を思い切って置くことは、その微妙な距離感を近づけるきっかけにもなりそうだ。
仕事場にこそ、遊び心を。それも、とびきりインパクトのあるもので空間を満たせれば、その場にいるだけでインスピレーションをもらえるだけでなく、思わぬ産物が生まれるかもしれない。
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