アメリカ大陸を横断する”旅するオフィス”
ある日はアメリカ西海岸へ、ある日は南部の小さな街へ。そんな自由自在に小回りの利くオフィスが相棒だったら、クリエイティブ精神を存分にくすぐってくれるだろう。
23歳のフィルムクリエイターのオフィスは、彼を旅に連れ出し、作品製作にインスピレーションを与えてくれるモバイルスタジオだ。
彼の仕事を支えるこの頼り甲斐のある相棒は、中古販売業者から10年もののバンを買い上げ、内装を1から自らの手で作り上げたもの。大工の経験は全くない彼だが、自分なりにモダンなインテリアで統一させたオフィスは、この上ない快適な空間に仕上がったようだ。
狭いバンの中で空間を最大限に使うために彼が考えた、機転を利かせた工夫といえば、ベッドソファをバンの中に入れたことだろう。管理されない自由なワークライフの中でも、これで昼と夜の切り替えがうまくできそうだ。加えて、PCを置くテーブルの下には、なんと生活に欠かせない火を使えるコンロも収納されている。
狭い空間を最大限に活用するためのアイデアが凝縮されたモバイルスタジオ。この動くオフィスがもたらしてくれる旅先での刺激は、仕事のアイデアの源泉となってくれるだろう。
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