愛着を抱かせる移転プロジェクト
プロのバリスタが常駐するコーヒースタンドと、気分転換に使えるヨガルーム&バスケットコート。見た目にはわからないが、これらにはメンバーの心に人知れず刻まれたストーリーがある。
実は、オフィスの移転時には社内のデザインチームが提案した施策があった。スタッフに引越し用の資材を元のオフィスから移転先まで自らの手で運ばせるというものだ。移転の機会を利用して、スタッフの共同作業を演出することで、空間自体に愛着を持ってもらおうという狙いのもと、敢えて、移転後のオフィスに使う資材や荷物等を元のオフィスに届くように手配したという。
とはいっても、移転先はストリートを挟んで向かい側という近い距離のため労力はそこまでかからない。そんなちょっと非効率なことを通じて、オフィスづくりにスタッフを巻き込んだプロジェクトは、空間に愛着を持って働くことにもつながるだろう。
クライアントや取引先がオフィスを訪れた際に、「自分たちで作ったオフィスなんだ」と誇れることは、スタッフの鼻も高いはず。
空間だけでも個性的なオフィスだが、その背景にあるエピソードも、会社の大きな魅力だと感じるのは私だけだろうか?
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