漆黒のシェアオフィス
アメリカ・ポートランドのレンガ造りの建物が並ぶストリートで、他とは全く異なるオーラを放つ漆黒のボックス。
建築ファームのSkylab Architectureは、ここの2Fに新たなオフィスを設けた。漆黒の外観とは裏腹に、中は白を基調とした内装でギャップのある空間だ。
デスクスペースからは、外の美しい木々が見える黒枠の窓つき。座っているだけでも働く姿が絵になるだろう。上を見上げれば、剥き出しの断熱材のようなもこもことした銀色の天井が。その横には積み重ねられたリサーチ用の書籍たち。1冊引き抜いたら崩れ堕ちてきそうなのだが、それもカラフルなので巨大なアートモニュメントにも見えてくる。
階段を上がったすぐ先に構えているバーカウンターは、来客時の待合室としても機能するスペース。キッチンもすぐ裏にあるので、飲み物や軽食をパッと出しやすく大活躍しそうである。
実は、彼らは現在、小規模開発会社と一緒に入居中。カンファレンスルーム、トイレ、ラウンジ、受付などを共有して働いている。
違う会社だが、同じ場所で働くオフィス仲間。彼らとラウンジなどで会う度に近況報告をしたり、意見を交換し合ったり、互いの取引先を紹介したり…チャンスが2倍に膨れ上がりそうな漆黒のシェアオフィスだ。
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