○○モードで考えるための部屋
「仕事モードに入る」という言葉があるように、「モード」は何よりファッション業界だけの言葉ではない。仕事に没頭するには、そうしたモードに入りこませてくれる部屋が必要だ。

ケイト・スペード&ジャック・スペードのNYオフィスは、まさに仕事モード全開で誰でも生き生きと働ける雰囲気に満ちている。各部屋そのものが、ヴィヴィッドでファッショナブルな服をまとっているかのようだ。キャリー・ブラッドショーを想わせるガーリーな部屋から、異国情緒あふれる男の隠れ家的な部屋まで。足を踏み入れると、もはや自分の性別など自然と関係なくなってしまう。この業界において、性別を横断して思考を巡らすことはかなり大切だ。

それだけではない。落ち着いたクローゼット風のオフィスでは、服を試着したくてたまらない気分になるし、デパートを想わせる部屋では、買い手になった気分でいろんなアイディアが湧くに違いない。そうした部屋ごとのモードの移り変わりは実に巧妙に計算されており、それは単に観葉植物を置いてリラックスできるとか、車を置いてカッコよさをアピールするといった類の内装ではないことが分かる。

オフィスで毎日働いていれば、最初は斬新な内装でも、すぐに目の方が慣れてしまうのだし、日々斬新でいなければならないのは、社員の方なのだ。そのために最適な環境とは何かを模索した結果のオフィスだからこそ、人は白熱モードに入りこめるのではないだろうか。
Writer:EMMAOSLO
SS OFFICE
オクラホマ州タルサ、ROUTE66沿いにあるガソリンスタンドをコンバージョンしたオフィス。廃れたロードサイドに痺れるくらいカッコいいワークスペースを見る事ができる。
これでいい。これがいい。
オフィスづくりではつい手を加えすぎてしまうものだが、スペインのバルセロナに誕生した設計事務所のオフィスは、とにかくシンプル。
植えちゃった
思わず二度見! インテリアに緑を取り入れる会社は増えてきたけれど、このオフィスは一歩先を行っているみたい。
アリゾナの倉庫跡オフィス
体育館のようなこのオフィスは、移動に自転車を利用したくなるほど広い。インテリアのように並べられた社用自転車や、夜にはスタンディングバーに変身しそうなおしゃれキッチンがあるエントランスが出迎えてくれる。
Waterfront Warehouse
150年もの間、マンハッタンの変遷を眺めてきたウェアハウスが生まれ変わった。
魅惑のYELLOW
パンチの効いたカッコ良さに、思わず惚れ惚れ。。。
ピンチはチャンス
バルセロナにあるMAIOのオープンスタジオ。約40m程もある長屋のような空間を、スタジオとギャラリーとしてコンバージョンしている。明るく清潔感のあるこの空間も、元々は暗く、劣悪な環境だったというから驚きだ。
ワークスペースの面構え
オフィスを見れば、その会社のクリエイティビティが一目瞭然?
屋上で農業!
オフィスビルの屋上を有効活用したいなら、皆で農園をつくってみるのも一つの手です。
それは“明暗”だ!
歴史ある建物のリノベーションでは、手を加え過ぎて凡庸な空間になってしまうことも。そんな中、中国のとある街に誕生したこちらの素敵オフィス。その明暗を分けたのは…。
巨大キッチンで生まれる”美味しい”企画
ロンドンの食品配達サービス会社が作った、大きなキッチンとダイニングテーブル付きのゆったりとくつげる家のようなオフィス。
工場からお城へ
コミックのスーパーヒーローの本拠地のような、ゲームの世界の要塞のようなこちらは、建築家Ricardo Bofillがリノベーションを手がけたオフィス兼住宅。もともとはセメント工場だった場所なんです。
新旧混じるヴィンテージオフィス
1940年に建てられたレンガ造りのヴィンテージな建物。ここは元々、運送業社が使っていた場所だ。
モルタルと空のオフィス
元工場という過去のストーリーを引き継ぎ作られた、正にインダストリアルと言える空間。今回は、上海にあるコンサルティング会社のオフィスのご紹介。
彫刻うねるオフィス
かつて倉庫として使われていたオフィスの中を進むと、木材、ガラス、石膏と、素材の異なる壁や天井が次々にあらわれる。
コペンハーゲンのコンテナオフィス
場所はコペンハーゲンの北の港。将来ここは住宅地になる予定ですが、それまでの期間限定で使える一時的なワークスペースが登場。
Growing Office
大都市NYを象徴するマンハッタンの美しいパノラマビューを一望できるルーフトップ付きのビル。20世紀に活躍した製造工場跡を使ったこのビルにオフィスを構えているのは、世界的なIT企業Squarespaceの本社だ。
夢広がる…
海辺×倉庫×リノベーション。3つの単語を並べただけで素敵な空間が想像できそうだが、サンフランシスコ湾に面するこちらのオフィスはポテンシャルの格が違うようだ。
教会からの恩恵
今回見つけたのは、世界的にも珍しい歴史的な教会をコンバージョンして活用されているオフィス。受けた恩恵は、清らかな心か、穏やかな環境か、、、!?
箱にまつわる景色たち
オフィスに箱を置くと様々なシーンが生まれるが、ちょっとした勇気をもって配置で遊んでみるとさらに魅力的な空間に!
オフィスにやさしさを
揺らぐカーテンが心を穏やかに?意外と相性の良いオフィス空間とカーテン。
“仮設”の運用
新しい何かが生まれる起点には、何かしらの“仮説”がある。それはたぶん、オフィスづくりにも言えるみたい。
Like a Museum!!
この会社ではミーティング=セッション? そんな楽しげな雰囲気がびしびしと伝わるオフィスがLAに誕生した。
オフィス・バオバブ
自分の想像を超えたスケールに出会ったとき、人は何を思うだろう。
お酒は楽しくクリエイティブに
仕事中にお酒を飲むなんてもってのほか。そんなお堅いイメージはもう古い?
Lights, Camera, Action!
カメラフレームを思わせる黒い開口部の先で、光をはね返す白いスペース。そこで繰り広げられるのは、スタッフのリアルな映画制作ドキュメント!?
“ミニマム”に学ぼう
ちょっぴり秘密めいた自分だけのワークスペースを作るなら、3坪あれば十分かも?
オフィスに枯山水?
中国は広州市にあるこちらのオフィス。製紙工場としての役目を終えて生まれ変わった空間からは、どこか奥深さが感じられる。
HAVE A NICE MEETING!
会議ってもっと楽しくできないかな? アメリカのとある企業のオフィスで、アイデアが飛び交いそうな個性的な会議室を見つけた!
色々な空間で
世の中には色んなオフィスや働き方があるけれど、カナダのモントリオールにあるこちらのオフィスの働き方は、ひときわカラフル?