不思議のオフィスへようこそ!
もしも「不思議の国のアリス」が落ちた穴の中に職場があったら、どんなに楽しいことだろう。ロンドンのウォータールーにあるこのオフィスは、Peldon Roseの設計によるものだ。
アリスの落ちていく2本の脚が出迎えてくれるという、とてもシュールなエントランスから始まり、会議室や廊下、壁、天井のいたるところに、不思議の国の気配を感じる。大きな白いウサギのオブジェ、お茶会のようなテーブル、チェシャ猫に女王陛下のトランプたち。
ファンタジックな空間で仕事をするのは決して悪いことではない。キャロルの原作を辿れば、不思議の国へ続く穴には、チョッキを着て言葉をしゃべり時計をもった白ウサギなら入れたが、アリス自慢の飼い猫ダイナは入れなかった。ということは、そもそもそこは、頭がせわしなく働き、忙しく動き回る者たちの領域といえるのではないだろうか?
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